新潟ダート1200mコースの特徴
- 2コーナーポケット地点芝コース上からスタートするワンターンコース
- スタートから3コーナーまでは525m
- 3・4コーナーはスパイラルカーブ採用
- ローカル開催場で唯一のダート1200mコース
- コース全体がかなり横長なためコーナー角度がきつい
- フルゲート 15頭
- コース全体の高低差約60cm(ほぼ平坦)
- 直線距離は354mで平坦
新潟ダート1200m ラップタイムの傾向・特徴
2017年~2021年に新潟ダート1200m・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。
クラスごとの平均ラップタイム
200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | |
2歳新馬 | 12.32 | 11.47 | 12.05 | 12.65 | 11.95 | 12.60 |
2歳未勝利 | 11.96 | 11.00 | 11.67 | 12.58 | 12.27 | 12.97 |
3歳未勝利 | 12.08 | 10.97 | 11.62 | 12.45 | 12.20 | 13.00 |
古馬1勝 | 11.99 | 10.88 | 11.54 | 12.37 | 12.10 | 12.80 |
古馬2勝 | 11.87 | 10.70 | 11.38 | 12.30 | 11.98 | 12.68 |
古馬3勝 | 11.85 | 10.70 | 11.35 | 12.22 | 12.06 | 12.62 |
古馬OP | 12.05 | 10.70 | 11.43 | 12.10 | 11.68 | 12.45 |
新潟ダート1200mコースは、中山ダート1200mと同様に芝スタートでコースレイアウトも中山D1200mコースを左右反転させたようなレイアウト。ただし、3・4コーナーが減速なしに曲がれないほど曲がりが厳しい。このことはラップタイム傾向にも大きな影響を与えているため覚えておきたいポイント。
スタートから3コーナーまではどのクラスでも早い流れとなり、3コーナー進入で減速、4コーナーの出から直線にかけて再度加速し直すというのが基本的な流れ。
クラスごとの平均PCI3・RPCI/前後半ラップタイムの比較
PCI3 | RPCI | |
2歳新馬 | 40.72 | 40.50 |
2歳未勝利 | 34.20 | 32.61 |
3歳未勝利 | 35.50 | 33.51 |
古馬1勝 | 37.67 | 33.86 |
古馬2勝 | 36.74 | 33.08 |
古馬3勝 | 38.40 | 33.14 |
古馬OP | 40.25 | 37.20 |
スタートから直線の長く最後の直線も平坦の1200m戦だけあってRPCIは30台。ただ、前半3ハロンのほとんどは直線であるためクラス間の差はつきづらい。また3コーナー進入も減速しなければならない関係で差がつきづらく、4コーナーから直線にかけての再加速の早さの違いがクラス間差となっている。
新潟ダート1200m 1~3着馬の脚質分布
逃げ・先行がとにかく強いコース。特にコーナーワークの上手な逃げ・先行馬は優位にレースを進めやすく「新潟専用機」の存在には常に警戒しておきたいコースといえる。上がり3F最速の馬の複勝率は47%だが、残り3F地点(3コーナー進入)で1.6秒以上離されていると複勝率は半分以下に低下する。
新潟ダート1200m そのほかの傾向(人気・種牡馬・枠/馬番・騎手別傾向)
- 1番人気の信頼度は低め(勝率32%・連対率49%・複勝率61%)
- 前走オールダート+距離短縮組は割引
- 8枠優勢(最も芝コースを長く使える)
- 直線入り口で先頭から2馬身圏内の馬から狙うのが基本(前が残りやすいコース)
- ストロングリターン・エスポワールシチー・ネオユニヴァース・ノボジャック・スマートファルコン ・マクフィ・ディスクリートキャット産駒
- 母父フジキセキ・サクラバクシンオー
- 藤田菜・丸山・木幡巧・菊沢・武藤