目次
- 東京ダート1300m コースの特徴
- 東京ダート1300m ラップタイムの傾向・特徴
- 東京ダート1300m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)
- 東京ダート1300m そのほかの傾向
- 東京ダート1300m 狙い馬のプロファイル
東京ダート1300m コースの特徴
ダートスタート | ワンターンコース | 直線坂あり |
- JRA全10場で唯一設定される距離条件
- 向正面スタートのワンターンコース(ダートスタート)
- スタートから3角までは約340m
- 正面直線距離501.6m
- 直線にはいるとすぐに300mで2.5m上る坂(芝コースよりも長く高低差も大きい)
- 坂を登りきってからさらにゴールまで200mの直線が続く
- コース全体の高低差2.5m
- フルゲート16頭
東京ダート1300m ラップタイムの傾向・特徴
2018年~2022年に東京ダート1300m・良馬場で実施された全レース(86レース・1334頭)の結果に基づいてデータを紹介。
クラスごとの平均ラップタイム
1400mから100m短くなることで「スプリント戦の色」が強くなるラップ傾向。クラス間の違いは3~4コーナーの通過速度の差。
上記は東京ダート1300mと近接距離のコースとの前半600mラップタイム比較(緑の塗り潰しは芝スタートコース)。東京ダート1400mよりも1秒弱ペースが早くなるだけでなく、中京ダート1200よりも前半ペースが速いことにも注目しておきたい。
東京ダート1300m・東京ダート1400m・東京ダート1600mの平均ラップタイム比較(古馬2勝クラス)
上のグラフは、東京ダート1300m・1400m・1600mの後半1200mのラップタイム比較(古馬2勝クラス)。東京ダート1300mはこのペースでいっても「前が残るコース」(ポジションを取れないと差し届かないコース)であることは覚えておきたい。
前後半ペースの比較
ダート1400mコースよりも距離が短くなることでスプリント色が増すはずなのにも関わらずPIC3が高くなる(上がりの早さが要求される)タフで特異なコース(リピーター要素が強い)。そのため、東京ダート1400mとの親和性は低い(実際にも前走東京ダート1400mからの馬の回収値は低い)。
同じ東京からの距離短縮よりは、「芝スタート→ダートスタート」への条件変わりに活路を見いだそうという馬の方が配当妙味が高い。
【参考】東京ダート1300m 前走コース別成績①
【参考】東京ダート1300m 前走コース別成績②
東京ダート1300m 1~3着馬の脚質分布
4コーナーをロスなく回れる好位勢を中心に馬券を組み立てたいコース。東京の長い直線から連想されるほど差しが決まらないコースということは覚えておきたい。
東京ダート1300m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)
回収値が優秀なのは、4枠と1枠。ただ、4枠が逃げ・好位・差しとまんべんなく連対しているのに対し、1枠は差しが多く、4枠より外は先行が多いという結果になっているのが興味深い。この傾向からは、1枠は「テンにいけないために人気を落としている馬こそが狙い」で外目の馬は「前に行けないと馬券になりづらい」という仮説が成り立つ。
東京ダート1300mは「外逃げ」の難しいコース
東京ダート1300mはゲートから3角まで340mしかないこともあり、外枠から逃げを決めることの難しいコース。他方で内の逃げ馬は人気にやりやすく回収妙味が低いこともわかる。
東京ダート1300m そのほかの傾向
- 1番人気の信頼度は標準~やや低め(勝率約33.7%・連対率約45.3%・複勝率64%)
- アジアエキスプレス(単回417・複回112)
- ロードカナロア産駒の成績(勝率4.3%・連対率13%・複勝率17.4%・単回10・複回25)
- ルメールの成績(勝率30.4%・連対率30.4%・複勝率43.5%・単回122・複回74)
- 内田・田中勝・津村
東京ダート1300m 狙い馬のプロファイル
- 東京ダート1300mで好走歴のある馬
- 「芝スタート(芝コース)」からダートスタートのダートコースへ条件を変えてきた馬
- 1枠&2・3番人気の馬