【東京ダート1400m】競馬場全コース紹介 過去5年のコース傾向

目次

東京ダート1400mの特徴

ダートスタートワンターンコース直線坂あり
  • 向正面スタートのワンターンコース(ダートスタート)
  • スタートから3角までは440m(コーナー区間約460m)
  • 直線 501.6m(坂あり)
  • 直線坂は芝コースよりも長く、高低差も大きい(坂の終わりからゴールまでは200m)
  • コース全体の高低差 2.5m
  • フルゲート16頭

東京ダート1400mで行われる重賞レース

東京ダート1400m ラップタイムの傾向・特徴

2018年~2022年に東京ダート1400m・良馬場で実施された全レース(277レース・4328頭)の結果に基づいてデータを紹介。

クラスごとの平均ラップタイム

ダートスタートのコースではあるがスタートからしっかりとペースが流れる。それだけでなく直線の坂を登り切るまでペースも緩まないため、高いレベルでスピードの持続力が要求される。最後の直線は500mの長さがあるだけでなく300mの長さもあり、かなりタフなコース。

前後半ペース比較

「直線が長い」ために、同じ1400mコースであっても1200m戦に近い流れになりやすく阪神ダート1400よりも「早い上がり」も要求度の高いコース。そのため、1200m戦のように行くだけ行ってバテて粘り混むという競馬で残すことも、直線だけの末脚で差し切ることも難しい。

1~3着馬の脚質分布

東京競馬場は「馬の能力の差」が結果に直結しやすいフェアなコースでダートコースの脚質別分布は、距離を問わずほぼ似たような結果に。逃げ・追い込みといった極端な脚質であることはそれ自体がリスクでもあり勝ちきるのは容易ではない。

逃げ馬を積極的に狙え

上記は「逃げ馬」のクラス別成績。下級条件は強い馬が能力で圧倒して結果として逃げるケースも多いが、2勝クラスの例外はあるもののクラスがあがるほど「逃げ馬の回収期待値が高くなるコース」であることは覚えておきたい。「人気薄の逃げ馬」を積極的に狙いたいコース。

東京ダート1400m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)

回収値の観点では7枠以外は横並びという結果。「8枠では外すぎるが外から被されるリスクが少なくスムーズな競馬がしやすい」ということがこのような結果になっていると思われる。また、1枠の馬はできれば「行き切れる馬」から狙いたいところで差しにまわるタイプは割引。

逃げ馬は外枠から狙う

上記は逃げ馬の枠番別の成績。逃げ馬といえば「内からロスなくハナへ」というのがセオリーでもあるが、東京ダート1400mは「溜めて逃げる」よりは「隊列を長くして後続に脚を使わせるパターン」での逃げの方が伏兵台頭の余地が高いコースといえる。その意味では内から枠なりに主張するタイプより外から「少し無理めにでもハナへ」という逃げ馬の方を狙いたい。

東京ダート1400m そのほかの傾向(人気・種牡馬・枠/馬番・騎手別傾向)

  • 1番人気の信頼度は標準からやや低め(勝率35%・連対率49.1%・複勝率60.6%)
  • 馬体重が重いほど好成績の傾向(520kg超の馬の勝率は他ゾーンの約2倍)
  • ロードカナロア産駒の成績(勝率13.3%・連対率19.4%・複勝率29.6%・単回151・複回122)
  • ロードカナロア・シニスターミニスター・ドゥラメンテ・エイシンフラッシュ産駒
  • ルメールの成績(勝率23.3%・連対率35.6%・複勝率48.9%・単回77・複回74)
  • 横山武・菅原明良

東京ダート1400m 狙い馬のプロファイル

  • 前走中京ダート1400or東京ダート1600mを前で競馬できた(理想は逃げ)500kg超の馬
  • 人気のない逃げ馬

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