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今年はJRA最後のG1となったホープフルS。でも有馬が終わった後ってやっぱり気が抜けるので、来年は有馬の前にやってほしいところ。
翌年のクラシックに向けた最重要の登竜門ともいえるレースなだけに、評判馬コマンドラインがきっちり勝てるかどうか、それを打ち負かす新しいスター候補が登場するかどうかが見どころ。
ホープフル S出走馬
- ☑はノーザンファーム生産馬
出走馬 前走のラップペース比較
- ホープフルSと親和性が高いのは、エリカ賞・野路菊賞のラップペース
ホープフルS出走馬補正タイムランキング
- 新潟2歳Sはレースレベル自体が高かったレース
- サトノヘリオスのエリカ賞も1勝クラスではかなり秀逸のタイム
ホープフルS 見解
コマンドラインは筆者のPOG指名馬なので個人的には是非とも勝って来年のクラシックにつなげてほしいところ。とはいえ、2000ｍでどうか・・・といわれると少し不安があるのも事実（先週のジオグリフとは逆の使い方をしてほしかった）。
さて、本命は指名馬ではなく、サトノヘリオス。新馬戦は4着に敗れはしたものの相手がイクイノックス（東スポ杯勝ち馬）に、サークルオブライフ（阪神JF勝ち馬）なので相手が悪かったというだけのこと。続く未勝利、エリカ賞を好内容でのレコード勝ち。コーナリングも上手だし馬群も気にせず伸びてこれるタイプで中山適性も高そう。気がかりなのはエリカ賞からが中1週になることと、いまだ重賞未勝利の鞍上。ただ、鞍上だけが理由で人気を落としているのであれば、むしろ買い時。
対抗には、ひいき目込みでコマンドライン。前走は勝ったことに意味があるレースで、内容自体はもう少し強いインパクトが欲しかったと思わせるもの。とはいえ、上掲のグラフでもわかるように、追いだしてからのギアチェンジの鋭さはさすがに評判のディープインパクト産駒。問題は、前走1600ｍ戦からのホープフルSという臨戦過程と、中山コースへの適正。個人的には先々は距離の限界がハッキリしてくるタイプだと思っているが、2歳の世代限定戦なら・・・というところ。
3番手には、ダノンスコーピオをモノサシにしてのキラーアビリティ。今年に関していえば、朝日FSの方に（現時点で）強い馬が集まった印象があり、そうであれば朝日FS3着馬と接戦の2着だったこの馬なら勝ち負けになるはずという計算
上記3頭以外で注目しておきたいのは、ラーグルフとグランドライン。ラーグルフは芙蓉Sで長く脚を使って差し切った勝ち方に見所があり、グランドラインは補正タイムランキングNo.1。横の比較の難しい2歳戦なだけに、時計面で光るところのあった馬は積極的に狙いたいところ。これにクリスチャン・デムーロ騎乗のジャスティンパレスまでが連対圏内。