【デイリー杯2歳S】過去レースの傾向・狙い馬のプロファイル

1966年に創設された2歳馬限定の重賞。馬齢表記の変更に伴い2001年から現行の名称に。秋開催のマイル重賞ということで、暮れの阪神JF・朝日杯FSにむけての重要なステップレースとなる。地方競馬所属馬が2着までに入線した場合には朝日杯FSの優先出走件が与えられる。2020年~2022年は京都競馬場の改修工事に伴い阪神芝1600mで実施。

デイリー杯2歳S 過去レースのラップタイム

芝1600mコースは京都も阪神のいずれも外回りコースを仕様する点では共通しているが、京都の直線は平坦なのに対し、阪神はゴール前に急坂が待ち受ける点で大きな違いがある。阪神開催となった2020・2021年の最後の200mの失速はまさに坂の影響。近年は小頭数の競馬になることが多いため「スローからの上がり勝負」になりやすい傾向があるものの2020年のように平均よりにブレるケースへの目配せも忘れないでおきたい。

デイリー杯2歳S 人気別の傾向

1番人気は過去20年で9勝も直近10年では3勝どまりで「頭としての信頼度」は低下しつつある。これは評判馬がデイリー杯よりも早い時期に賞金を稼いでしまう傾向が強くなっていることや、2歳重賞が増えたことによるローテーションの分散化などで横比較が難しくなってきていることが要因として考えられる。特に、出走頭数が10頭以下の年が10年で6回であることを踏まえると、4番人気以下(中穴以下)の馬の馬券内率は低くない(たとえば、2021年は、7頭立てで1人気→2人気→7人気の決着)。

デイリー杯2歳S 前走クラス別の傾向

前走クラス着別度数勝率連対率複勝率
  新馬  6-  7-  3- 31/ 4712.80%27.70%34.00%
 未勝利  6-  5-  5- 42/ 5810.30%19.00%27.60%
  1勝  0-  0-  0- 11/ 110.00%0.00%0.00%
  2勝  0-  0-  0-  0/  0
  3勝  0-  0-  0-  0/  0
OPEN非L  5-  4-  5- 47/ 618.20%14.80%23.00%
OPEN(L)  0-  0-  0-  1/  10.00%0.00%0.00%
  G3  3-  4-  7- 25/ 397.70%17.90%35.90%
  G2  0-  0-  0-  1/  10.00%0.00%0.00%

新馬→当レースの馬が6勝13連対で率の面では優勢も、回収率の面では新馬組は単勝・複勝とも50円台なのに対し、未勝利組はいずれも100円超。「新馬を勝てなかった」ということだけで評価を落としている馬がいれば積極的に狙いたいレース。

未勝利戦は「レース距離」に注目

前走重賞組は「夏の2歳戦」から

デイリー杯2歳S 騎手別の傾向

デイリー杯2歳S 狙い馬のプロファイル

  • 前走芝1600mの未勝利戦を上がり1位・2位で勝利したキャリア2戦(新馬→未勝利→当レース)の馬
  • 福永騎乗馬

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