デイリー杯2歳ステークスは、京都芝1600m外回りで行われる2歳GⅡです。
1966年に創設され、開催場・距離の変更を経て1997年から京都芝1600m外回りで定着。2020~2022年は京都競馬場改修に伴って阪神芝1600m外回りで行われました。
このページでは2006~2025年の過去20開催を対象に、人気・前走着順・前走距離といった基本データに加え、200mラップ、残り600m地点の位置取り、上がり3Fを重ねて「どう勝ってきたレースなのか」を見ていきます。
コース形態そのものは、京都芝1600m外回りコース解説で詳しくまとめています。
先に結論|デイリー杯2歳Sの過去傾向
- 1~3番人気が20回中16勝。 1番人気は9勝・3着以内16頭で、2歳重賞としては上位人気の信頼度が高いレースです。
- 勝ち馬20頭中19頭が前走1着。 唯一の例外は2007年キャプテントゥーレの前走3着です。
- 前走1600m・1800mが20回中15勝。 1400m以下からの勝利は5頭にとどまります。
- 京都17開催では、勝ち馬15/17が上がり3F3位以内。残600m3位以内は5頭で、終盤性能の比重が高くなっています。
- 京都17開催の勝ち馬は17/17が「残600m3位以内」または「上がり3F3位以内」を満たしています。
目次
- デイリー杯2歳ステークス 過去20年の結果
- 人気別|1~3番人気が20回中16勝
- 前走|勝ち馬20頭中19頭が前走1着
- 前走距離|1600m・1800mで15勝
- レース構造|中盤で息を入れ、下りから終盤へ加速
- 勝ち方|上がり上位が中心、前方Positionは補助Route
- 配当|上位人気中心で、勝ち馬の大穴は少ない
- デイリー杯2歳Sで問われるもの
- FAQ
- データ注記
デイリー杯2歳ステークス 過去20年の結果
| 年 | 開催 | 馬場 | 勝ち馬 | 人気 | 前走着順 | 前走距離 | 残600m順位 | 上がり3F順位 | 単勝 | 3連単 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2006 | 京都 | 良 | オースミダイドウ | 1 | 1 | 1800m | 7 | 2 | 130円 | 2,730円 |
| 2007 | 京都 | 良 | キャプテントゥーレ | 3 | 3 | 1800m | 2 | 7 | 750円 | 67,570円 |
| 2008 | 京都 | 良 | シェーンヴァルト | 3 | 1 | 1800m | 7 | 3 | 520円 | 15,680円 |
| 2009 | 京都 | 良 | リディル | 1 | 1 | 1600m | 9 | 1 | 290円 | 11,160円 |
| 2010 | 京都 | 良 | レーヴディソール | 1 | 1 | 1500m | 8 | 1 | 240円 | 6,430円 |
| 2011 | 京都 | 稍重 | クラレント | 4 | 1 | 1400m | 6 | 2 | 510円 | 4,730円 |
| 2012 | 京都 | 良 | テイエムイナズマ | 6 | 1 | 1600m | 1 | 10 | 1,560円 | 58,300円 |
| 2013 | 京都 | 良 | ホウライアキコ | 2 | 1 | 1200m | 3 | 2 | 440円 | 5,560円 |
| 2014 | 京都 | 良 | タガノエスプレッソ | 5 | 1 | 1800m | 3 | 2 | 790円 | 9,660円 |
| 2015 | 京都 | 稍重 | エアスピネル | 2 | 1 | 1600m | 4 | 1 | 260円 | 3,930円 |
| 2016 | 京都 | 良 | ジューヌエコール | 2 | 1 | 1400m | 4 | 1 | 360円 | 88,490円 |
| 2017 | 京都 | 良 | ジャンダルム | 5 | 1 | 1600m | 5 | 1 | 730円 | 13,260円 |
| 2018 | 京都 | 良 | アドマイヤマーズ | 1 | 1 | 1600m | 1 | 2 | 180円 | 15,040円 |
| 2019 | 京都 | 良 | レッドベルジュール | 3 | 1 | 1800m | 10 | 1 | 770円 | 94,030円 |
| 2020 | 阪神 | 良 | レッドベルオーブ | 1 | 1 | 1600m | 5 | 1 | 130円 | 890円 |
| 2021 | 阪神 | 良 | セリフォス | 1 | 1 | 1600m | 5 | 1 | 240円 | 22,330円 |
| 2022 | 阪神 | 良 | オールパルフェ | 3 | 1 | 1600m | 1 | 4 | 590円 | 12,600円 |
| 2023 | 京都 | 稍重 | ジャンタルマンタル | 1 | 1 | 1800m | 4 | 2 | 390円 | 190,420円 |
| 2024 | 京都 | 良 | ランフォーヴァウ | 1 | 1 | 1400m | 4 | 1 | 260円 | 1,810円 |
| 2025 | 京都 | 良 | アドマイヤクワッズ | 1 | 1 | 1600m | 7 | 1 | 260円 | 11,210円 |
人気別|1~3番人気が20回中16勝
過去20年では、1番人気9勝、2番人気3勝、3番人気4勝。1~3番人気で16勝を占めています。
1番人気は20頭で9勝・3着以内16頭、3着内率80.0%。2番人気も3着内率60.0%です。
一方、6~9番人気からの勝利は1頭だけで、10番人気以下38頭から勝ち馬は出ていません。
近10年でも1~3番人気が9/10勝しており、上位人気中心という長期傾向は変わっていません。
前走|勝ち馬20頭中19頭が前走1着
前走1着馬は132頭が出走し、19勝・3着以内45頭でした。
前走2着馬12頭から勝ち馬はなく、3~5着からの勝利は1頭だけです。
前走1着ではなかった唯一の勝ち馬は、2007年キャプテントゥーレ(前走3着)です。
さらに2016~2025年の直近10回は、勝ち馬10頭がすべて前走1着。2歳秋の段階で、直前走を勝ち切ってここへ進んできたことが非常に強い共通項になっています。
前走距離|1600m・1800mで15勝
前走1600mは65頭から9勝・3着以内25頭、前走1800mは47頭から6勝・3着以内17頭です。
この2距離で20回中15勝を占めています。
1400mは3勝、1500m・1200mは各1勝。2000mは4頭が出走していますが3着以内がありません。
京都芝1600m外回りは、道中で脚をためたあと3コーナーの下りから加速し、長い直線で速度を維持するコースです。前走でもマイル以上を経験した馬が勝ち馬の中心なのは、このレース構造と整合します。
レース構造|中盤で息を入れ、下りから終盤へ加速
ここからは京都芝1600m外回りで行われた17開催だけを対象にします。
前後半の速度配分中央値は50.88です。終盤600mの状態は、基準より速い側が3回、標準が8回、遅い側が6回でした。
NORMALが8回で最多、SLOWが6回、FASTが3回。毎年同じ終盤状態ではありませんが、京都外回りらしく中盤でいったん息を入れ、3コーナーの下りから終盤へ向けて速度を上げる形が基本です。
200mラップ|残600~200mで大きく加速
京都17開催の200m区間中央値は、
12.3 → 11 → 11.9 → 12.5 → 12.1 → 11.5 → 11.3 → 11.6秒
です。
序盤200~400mで速度を上げたあと、中盤600~800m付近で最も緩みます。そこから残600m付近で再加速し、残400~200mが最も速い区間になります。
京都芝1600m外回りは、残800m付近から3コーナーの下りへ入り、そのまま外回りの直線へ向かいます。上り坂で脚を使い切らず、下りから直線へスムーズに加速できるかが重要です。
勝ち方|上がり上位が中心、前方Positionは補助Route
京都17開催の勝ち馬では、残600m3位以内が5/17、上がり3F3位以内が15/17でした。
勝ち馬の残600m順位中央値は4位、上がり順位中央値は2位です。
17頭中15頭が上がり3F3位以内で、位置取りより終盤性能の方がはるかに安定しています。
ただし、残600m3位以内から押し切るRouteも残ります。2007年キャプテントゥーレ、2012年テイエムイナズマなどは、上がり順位が4位以下でも前方Positionを生かして勝ち切りました。
2つのRouteを合わせると、京都17開催の勝ち馬17頭すべてが「残600m3位以内」または「上がり3F3位以内」を満たしています。
さらに京都Directの直近10回では、勝ち馬10頭すべてが上がり3F3位以内。長期全体から現在まで、終盤性能重視の構造はむしろ強く維持されています。
配当|上位人気中心で、勝ち馬の大穴は少ない
過去20年の払戻中央値は、
- 単勝:375円
- 馬連:1,320円
- 馬単:2,165円
- 3連複:2,250円
- 3連単:11,905円
でした。
3連単の最高配当は2023年の190,420円です。
1~3番人気が16勝、10番人気以下の勝利が0なので、勝ち馬そのものは比較的上位人気へ寄っています。一方、人気薄が2・3着へ入る年はあり、3連系では配当が広がります。
デイリー杯2歳Sで問われるもの
デイリー杯2歳Sは、京都外回りの下りから直線へ向けて高い終盤速度を要求される2歳マイルGⅡです。
過去20年で安定しているのは、
- 1~3番人気が16勝
- 勝ち馬20頭中19頭が前走1着
- 前走1600m・1800mが15勝
- 京都17開催の勝ち馬15頭が上がり3F3位以内
- 京都17開催の勝ち馬全頭が「残600m3位以内」または「上がり3F3位以内」
という点です。
近10年も、上位人気・前走1着・上がり上位という構造は大きく変わっていません。
今年の出走馬を見る際には、単に無敗かどうかだけでなく、前走を勝ち切ったうえで、マイル以上の流れの中で脚をため、3コーナーの下りから直線へ高い終盤性能を出せるかを見るのが、過去20年の勝ち方に沿った読み方です。
FAQ
デイリー杯2歳Sは人気馬が強いですか?
過去20年では1~3番人気が16勝しています。1番人気は9勝・3着以内16頭で、3着内率80.0%です。
前走1着は重要ですか?
勝ち馬20頭中19頭が前走1着です。唯一の例外は2007年キャプテントゥーレで、前走は3着でした。直近10回は勝ち馬全頭が前走1着です。
前走距離はどの距離が中心ですか?
前走1600mが9勝、1800mが6勝で、この2距離が20回中15勝を占めています。
デイリー杯2歳Sは差し有利ですか?
京都17開催の勝ち馬15頭が上がり3F3位以内です。前方から押し切る例もありますが、長期的には終盤性能の高い馬が中心です。
データ注記
- 対象期間:2006~2025年の20開催
- Series:全20開催
- Direct Condition:京都芝1600m外回り17開催
- Context:2020~2022年の阪神芝1600m外回り3開催
- 近10年比較:Series 2016~2025年
- 京都Direct直近10回:2013~2019年・2023~2025年
trend_shift.status = ABSENT- 系列:
source_series_code=0056 - 2026年:11月14日・京都芝1600m外回り・2歳GⅡ
- Race Structure / G600 / Final3F:
PHASE6_JRA_GRADED_TREND_2001_2026_v1_0_RELEASE - 人気・前走・配当・200mラップ:
RUN_20260917_161639 - コース形状:KEIBARAP 京都芝1600m外回りコースページ