青葉賞 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

日本ダービー(東京優駿)のトライアル競走レース。創設当初はOP特別として実施sれていたが、1994年からGⅢ、2001年からはGⅡに格上げされ現在に至る。条件は創設当初から東京芝2400mで、本番と同コース・同距離で行われているが、実はこれまで青葉賞勝ち馬からダービー馬はでていない。2009年までは3着馬までに優先出走権が与えられていたが、2010年からは2着までの馬に優先出走権が与えられるよう変更されている。

目次

青葉賞 過去レースのラップタイム

一般的な傾向は、道中スローからのギアチェンジ勝負で、PCI60近い末脚が必要となることの多いレース。ただ、距離が2400mと長くレースペースも3コーナーから上がりはじめる(先頭は早めにプレッシャーをうける)ことが多く、逃げ馬には苦しい流れになりやすい。

1~3着馬の脚質分布

直線の長い東京競馬場の中距離戦での上がり勝負ということで直線の坂を超えたあたりから差し馬が一気に台頭してくる展開になることが多い。しかしながら、上がり3F最速の馬の成績は「10-1-4-11」となっていて「差し届かない」というケースが少なくないことには注意しておきたい(下記参照)。

【参考】上がり3F1位の馬の残り600m地点差ごとの着度数

残り600m地点で2秒以上離されていて馬券になったのは2016年レッドエルディスト(2着)と2022年のエターナルビクトリ(3着)の2例のみ。

青葉賞 枠番・馬番別の傾向

外の7・8枠は割引。高速馬場での1周コースとなるだけに「外を廻らされる距離ロス」はマイナス材料にしかならない。馬番別でも12番より外は過去20年でわずかに1勝(2009年アプレザンレーヴ(1番人気))。

青葉賞 人気別の傾向

1番人気は過去20年で8勝・複勝率80%、直近10年、2勝・複勝率80%と「馬券の軸」としての信頼度は高い。ただし、複勝率の高さに対して勝率は低い。また、過去20年→過去10年では堅い方向にシフトしていることも抑えておきたい。

青葉賞 前走レース(ローテーション別)の傾向

過去20年の結果としては毎日杯・弥生賞組が4勝ずつ。しかし、直近10年では毎日杯組は0-0-0-7と馬券絡みなし(2011年トーセンレーヴ1番人気3着が最後)。また、直近10年では前走重賞よりも前走1勝クラス(2000m以上)からの馬が6勝をあげていてトレンドの変化がある点にも注意しておきたい。

青葉賞 キャリア別の傾向

キャリア4戦組が最も優秀。さらに、①2勝以上あげている、②2000mを超える距離の経験がある、③OPもしくは重賞の経験がある(好走しているとなお良し)の条件を満たしている数が多いほど信頼度が高い。なお、近10年ではキャリア3戦以下の馬の成績が過去20年よりも低下。何かしらの理由でデビューが遅れ「新馬(未勝利)で派手な勝ち方をした」というタイプは疑ってかかった方がよさそう。

青葉賞 種牡馬別の傾向

ディープインパクト産駒が強いレースで「人気薄の激走」も少なくない。他の種牡馬では、ステイゴールド→オルフェーヴル(ゴールドシップ)の系統の今後に注目したいところ。また、「ルーラーシップ産駒を頭から買える条件」はさほど多くないので注目しておきたい。

青葉賞 騎手別の傾向

現役では横山典が3勝しているが、そのうち2勝は青葉賞最多勝(4勝)藤沢厩舎でのもの。近年では、ルメール・デムーロだけでなく短期免許も含めた「ガイジン騎手」の活躍が目立つレース。

青葉賞はこの馬を狙え!!

  • 前走弥生賞0.5着以内の馬
  • 前走2200m以上の1勝クラスを早い上がりで好走した馬

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