2コーナーポケットの引き込み線芝コース上からスタートするワンターンコース。向正面をフルに使うことになるので3コーナー進入までは約480mと十分な距離がある。コースレイアウトのイメージは中山D1200mによく似ているが、スタートから緩やかな登りが続くという点では中山コースとは真逆になることに注意が必要。3~4コーナーはスパイラルカーブが採用されていて直線は295.7mで、完全な平坦ではなく緩い上りがゴール前まで続いている。
福島ダート1150mコースのポイント
- フルゲート 16頭
- 芝コース引き込み線スタートのワンターンコース(芝スタート)
- コースの半分以上が直線(スタートから3角までは約500m)
- 3・4コーナーはスパイラルカーブ採用
- 直線295.7m(坂あり(高低差1.2m))
- コース全体の高低差2.1m
福島ダート1150m ラップタイムの傾向・特徴
2017年~2021年に福島ダート1150m・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。
福島ダート1150m クラスごとの平均ラップ
※折れ線グラフ中の0~200mラップタイムは0-150mの各ラップタイムに基づいて簡易換算したもの
芝コーススタート&3コーナー進入まで距離が長いというコース特性もあり前半からかなり早いラップで流れる電撃戦になる。クラスが上がるに応じてそれぞれの区間タイムが早くなる素直な傾向。
福島ダート1150m クラスごとの平均PCI3・RPCI/1~3着馬の脚質
素直な前傾の流れとなっていてレースの流れについていけることが何よりも重要。
福島ダート1150m 1~3着馬の脚質分布
逃げ馬の勝率が30%を超えていて非常に高い(複勝率59%)。好位勢と合わせた勝率は80%近く、逃げ先行馬を無視して馬券を組み立てるのは避けるべき。とはいえ、3着馬の分布では前・後ろはイーブンの状況になっていることから3連系の馬券を検討する際には差し馬へのケアも忘れるべきではない。
福島ダート1150m 軸馬・穴馬探しのポイント
- 1番人気の信頼度は標準よりやや低め(勝率30%・連対率45%・複勝率57%)
- 2番人気の信頼度は高め(勝率27%・連対率40%・複勝率54%)で回収値も1番人気より高い
- 馬体重440kg未満の馬は苦戦
- 他場の芝スタートコースほど外枠は有利ではない点に注意
- サウスヴィグラス・エスポワールシチー・キングカメハメハ・アジアエキスプレス・カレンヴラックヒル産駒
- 津村・丸山・菱田・斉藤・秋山稔騎乗馬
- 藤田菜・戸崎は回収値が低いので注意