向正面中央付近（残り1000ｍ地点）からスタートして芝コースを1周半（コーナー6回）というコースレイアウト。スタートから4コーナーまでは平坦で4コーナーは下り、直線は緩やかな上り勾配で1コーナーで下り2コーナーから向正面までは再度上りとなっていて急な勾配はないものの一定のアップダウンがある。直線は292ｍ（Aコース時）で残り150ｍから緩やかな上り勾配。
福島芝2600ｍコースのポイント
- フルゲート A・Bコース16頭／Cコース14頭
- 向正面スタートから芝コースを約1周半ほどするコース（540度ターンのコース）
- スタートから3角侵入までは約200ｍ
福島芝2600ｍ ラップタイムの傾向・特徴
2017年～2021年に福島芝2600ｍ・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。
福島芝2600ｍ クラスごとの平均ラップ
他場の長距離戦と同様に3コーナー進入からのロングスパート戦のラップ傾向。1周目3コーナーまでの距離が短いので逃げたい馬が複数いるようなケースでは前半ラップが流れる可能性も高い。馬場が渋った場合でも前半が極端に遅くなることは少なく（馬場なりにラップが落ちるだけ）、その分だけ後半ラップの時計がかかるようになる傾向が強いことは抑えておきたい。
クラスごとの平均PCI3・RPCIおよび前後半ラップ比較
良馬場の場合には典型的な残り1000・800ｍの上がり重視の競馬。小回りコースということもあり好位から早めスパートで動いていった馬がそのまま押し切って勝つというのが基本的な勝ちパターン。上がり最速の馬は勝率36％・連対率59％・複勝率76％と好成績だが、「上がり最速＝後方の馬」とは限らない点には注意しておきたい（下記参照）。
また、馬場が渋った場合には後半の時計にしわ寄せがいく傾向が強い。
【参考】福島2600ｍ 上がり3F1位の馬の脚質別着度数
福島芝2600ｍ 1～3着馬の脚質分布
4コーナーで好位に取り付けた馬が圧倒的に強いコースで勝ち馬の半数以上を占める。逃げ馬の馬券絡みは未勝利・1勝クラスでの割合が圧倒的で2勝クラスでは割引が必要。
福島芝2600ｍ そのほかの傾向（人気・種牡馬・枠/馬番・騎手別傾向）
- 1番人気の信頼度は低め（勝率29％ 連対率47％ 複勝率64％）
- 集計45レースで6番人気4勝・7番人気5勝・8番人気3勝
- 2枠の成績が最も優秀だが全体傾向としては外枠の方が優勢
- オルフェーヴル・ステイゴールド・ゴールドシップ産駒
- 柴田義・丸山・石橋脩