【重賞回顧】小倉記念

週中からの雨がレースの結果にも大きな影響を与えた小倉記念。直線勝負で外が伸びるコンディションを活かしきったモズナガレボシが鮮やかな差し切り勝ち。

レース結果

  • タイムランク【E】/メンバーランク【D】(GC「今週の結果分析」)
  • RPCI 48.3
    ※主催者発表の公式記録もご確認ください

ラップペース

レースラップとしては、「前半がスローなのに前が潰れてしまう」ケースの典型。
2角を下った(ファルコニアが抑えきれなくなって動き出した)あたりからペースが一気にあがったことで前に行った馬は脚を残せなくなってしまった。

回顧コメント

1番人気で6着におわったファルコニアの鞍上の川田騎手は「我慢できていた」というコメントを残していたけど、レースをみていた印象では「向正面で我慢しきれなくて行かせた」という印象。そういう意味ではもう少し距離は詰めた方がよいのかもしれないし、今回の馬場で2角までのペースが抑制されてしまったのがよくなかったのかもしれない。

勝ち馬モズナガレボシは道中最後方。状態の良い外を廻すことを想定してそのとおりに乗った松山騎手の好騎乗も光った。しかし、格上挑戦の馬が単勝1桁なのだから競馬民はうまい。

2着ヒュミドールも、勝ち馬同様に、馬場状態・展開共にハマったくちで、こちらは▲と重い印をうったのもドンピシャ。

3着のスーパーフェザーも「時計のかかったときの小倉」が合っているタイプで、結果としては、4着ダブルシャープも含めて道悪の小回りが巧い馬で独占。ダブルシャープは、「いつもよりもついていけてしまった」のが仇に。なかなか噛み合わないのもこの馬らしい・・・。

本命にしたショウナンバルディは5着。勝負所で手応えが悪そうにみえたのは「ついいていかなかった分(その分盛り返せた)」と馬場の影響と思われる(「もう少し乾いて欲しかった」という趣旨のレース後コメントあり)。