今年最後の・・・ではなくなってしまったが、「有馬さえ当たれば」という人も多いと思われる節目のG1。今年は、例年に比べてメンバーがちょっと小粒だなぁと思いながらも、グランプリ4連覇がかかるクロノジェネシスに3歳馬が挑む構図で、これはこれで面白いメンバー構成。
有馬記念の過去傾向
中山芝2500mの傾向
有馬記念 出走馬
有馬記念 主な参考レースのラップ比較
- ハイレベルなロングスパート戦になった天皇賞(秋)・JCのラップは有馬記念での再現性も高そう
有馬記念 逃げ馬が勝ったレースのラップ比較
- パンサラッサの逃げは、ダイワスカーレット・メジロパーマー型のラップのイメージ
12/25 グレイスフルSと有馬記念のラップ比較
- 12/26の推定勝ちタイムは 2分32秒5~2分33秒5
有馬記念 展開予想
- 内からパンサラッサがハナを主張し、それをみる形でタイトルホルダーという流れ
- 前半の1000mは60秒~62秒ほどの平均ペースを想定
- 展開上のポイントは1角・2角のペースでここを控えていくか、控えずにいくかでその後の展開が大きく変わりそう
- 人気どころは、エフフォーリア・クロノジェネシスはほぼ同じ位置、ステラヴェローチェはこれまでと同様に前半は後方内目で3角手前から仕掛けていくイメージ。エフフォーリアとクロノジェネシスのどちらが先に仕掛けるかもレースの見所
有馬記念 見解
本命はエフフォーリア。春は皐月賞勝ちにダービー2着、秋はコントレイル・グランアレグリアを相手に天皇賞秋も見事に勝利。このレースで本命にしていて今回も本命にしない道理がない。2500mの距離も中山内回りの有馬記念なら問題ないと思われるし、個人的には(天皇賞春はさておき)菊花賞であれば勝っていたと思っているほど。馬場・展開不問の万能タイプで、何よりも天皇賞秋のパフォーマンスは圧巻。ここもしっかり勝ちきって名実共に日本のエースに
エフフォーリアの相手筆頭にも3歳馬からステラヴェローチェ。レースタイプが明確に異なった皐月賞・ダービーの両方で馬券に絡んだのは能力の証。菊花賞は、道中の位置取りなどに泣いただけでなく、神戸新聞杯の反動という側面も。レースが早く動いた場合には一発逆転の可能性も。
3歳馬2頭に割って入る可能性があるとすれば、実績最上位のクロノジェネシス、タイトルホルダーのG1馬2頭。ただ、クロノジェネシスは引退レースであることに加え凱旋門賞帰り。中間の気配は絶好調からひとつ落ちる感じで、陣営のコメントもどことなく弱気。勝ち時計も早くなることはなさそうなので惨敗というシーンは想定しづらいものの強調しづらいのはたしか。
タイトルホルダーは、馬券絡みが全くない大外18番が一番の気がかり。他馬に絡まれたくない同馬にとっては悪くない枠という解釈も可能だが、内からハナを主張するであろうパンサラッサとの兼ね合いが難しく外から出していった結果ムキになってしまうことリスクや、キセキの暴走に絡まれるというリスクもないわけではなく、能力それ自体は認めながらもここでは割引。
とはいえ、上記4頭が全滅するパターンは到底しづらく、馬券はこの4頭が中心。
仮に荒れるとすれば、馬券対象3頭のうち1頭に穴馬というパターンだろうが、逆にそういうケースは何がきてもおかしくないので、3連系は原則全流しでケア。
一般論でいえば、レースが早く動いたときには、ペルシアンナイト・モズベッロ・ユーキャンスマイル・シャドウディーヴァ・アカイイト・アサマノイタズラといった差し馬に、これとは逆に、レースの動きが遅い場合には、パンサラッサ・ディープポンド、ウインキートス、アリストテレスに警戒が必要。