【重賞回顧】京王杯オータムH

サマーマイルシリーズ最終戦。サマーシリーズ自体はロータスランドの優勝で決まっていたものの、中京記念で2着だったカテドラルが好枠活かす上手な立ち回りで優勝。

レース結果

  • タイムランク【D】
  • メンバーランク【C】
  • RPCI:41.3

レースラップ

スマイルカナが大外ということもあり、スタートを決めたコントラチェック先頭という隊列で早めに決まったのもありテンの入りはやや遅め。ただ、2角を過ぎてからもスマイルカナ・マイスタイルから突かれたのもあり中間ラップはほぼ緩まず直線へ。

回顧コメント

勝った○カテドラルは、直線までは終始内で我慢の競馬。ただ、これが最高のエスコートになったといえ、鞍上戸崎騎手のファインプレー。同じ舞台で前傾ラップになった春のダービー卿CTでも2着にきているように、こういう展開になったのもこの馬にはプラスしたといえる。

2着にはコントラチェックが粘り込み。上でも触れたように、開幕週の高速馬場を差し引いても決して楽なペースではないので、展開利があっての逃げ残りではなく、実力でのもの。ただ、この馬は「気分よく走れるかどうか」に全てがかかるので次走もまた走るかどうかは未知数。人気なら軽視、人気薄なら馬券に入れるという扱いが無難なのかも(今回は人気がなかったので買いパターン)。

3着には3歳馬グレナディアガーズ。結果論ではあるが、中間同じポジションにいたカテドラルが内で我慢して1着、向正面から外にだして4角からしかけていったこちらは3着なので、勝ちに行った(?)のが仇になった印象。ハンデも0.5kgくらいは重かったかなぁ・・・という印象もあるので、色んな意味で気の毒だった。

注目しておきたいのは、4着スマートリアン。こちらは終始外目の好位という競馬で距離ロスの大きな競馬になったにも関わらず僅差の4着。いまが充実期で重賞にもいつかは手が届きそう。

5着には本命におしたカラテ。こちらも3角から外を上がって勝ちにいった競馬。ただ、鞍上の菅原騎手自身がコメントを残しているように、この日の馬場では外を廻っても前との差がつまりづらく、捉えきれずの5着。この馬としてはもう少し時計のかかる馬場の方がよかったということで、暮れの香港マイルとか、正月の金杯あたりにでてきたときは厚めに狙ってみたい(行くかどうかわからないけど)。

なお、計算上の実装距離ベースでは、1着スマートリアン、2着カラテ、3着グレナディアガーズの順。