【小倉大賞典】ラップタイム・レースの傾向

1967年に創設された古馬のハンデ重賞。2000年から現在の条件(2月開催1800m)で定着しフユコクの風物詩のような位置づけ。安田記念・大阪杯にむけて賞金加算をしたい馬が集まることも増え、裏開催のハンデGⅢの割には層の厚いメンバーが集まることも。
※2010年は中京競馬場での開催

目次

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【小倉大賞典】過去レースのラップタイム

小回りの中距離戦らしく淡々とした平均ペースが続くロングスパート戦。向正面からゴールにかけてはコース全体として下りが続く形になることやスパイラルカーブが採用されていることもあり3・4コーナーでもラップが落ちない。したがって、「コーナリングの巧拙」は特に重要な要素。また息の入らない展開になることが多いため直線では中団以下からの差し・追込み馬が一気に押し寄せてくるレースが多い。

1~3着馬の脚質分布

中京競馬場で行われた2010年を除く19回の成績。逃げ馬は5勝3着1回。ピンパー傾向がハッキリしているが逃げて勝った馬は穴馬サイドの馬がほとんどでもありむしろ買いといえる。分布傾向として覚えておきたいのは2着の差し傾向が特に強いこと。冬の小倉は天候などの影響で極端なトラックバイアスになりやすいことにも注意しておきたい。

テンから飛ばせる逃げ馬にこそ警戒

「逃げ馬が勝つ=スローペース」とは限らない点は頭にいれておきたい。むしろ小倉競馬場のような形状のコースでは前半がスローすぎれば向正面からの下りを利用して捲ってくる馬の餌食になりやすいことも。

小倉大賞典 枠番・馬番別の傾向

2枠の回収値がズバ抜けて高い理由は後述するが、全体傾向としては中枠が低く内・外に向けて馬券ない率・回収値共に高くなっていく傾向。小回り・周回コースで行われるレースなので「スムーズな競馬」ができるかどうかは重要な要素。

とにかく2枠を買え

過去20年(中京開催の2010年を除く)の結果。全枠で最多の6勝をあげているだけでなく、11番人気が3勝している。たった1頭の単勝万馬券で回収値を上げたケースでないだけに「2枠は黙って買う」のが正解。

小倉大賞典 人気別の傾向

1番人気は過去20年で4勝(そのうち3勝が直近10年)。「荒れるハンデ戦」のイメージというほど飛びまくってるわけではない。むしろ、各着順共に人気分布が広い(絞り込めみづらい)ところが高配当の主な原因になっているともいえる。特に2着荒れ傾向が強まっているので3連単の買い方には工夫が必要。

小倉大賞典 前走レース(ローテーション)別の傾向

小回り1周・中距離という点で共通項の多い前走中山金杯組が過去20年で6勝8連対と優秀。

前走も2ターン以上の競馬をしてきた馬から狙う

上記は前走のコースレイアウト別の成績。見ての通り、前走も周回コース(2ターン以上)のコース(=ロンスパ傾向になりやすいコース)で競馬をしてきた馬の成績が圧倒的に優れている。

小倉大賞典 年齢・性別の傾向

若い馬が人気になりやすい時期のレースではあるが、「年齢が高くなるほど回収期待値があがる」という傾向のレースであることは覚えておきたい。2019年には9歳馬のサイモンラムセスが3着という例も。
牝馬は数値としては劣勢だが2021年・2022年と連続して馬券に絡んでいる(しかも、5・6歳馬)。

小倉大賞典 負担重量(斤量)別の傾向

重い方にも軽い方にも基準斤量(馬齢斤量)からの差が大きい馬の配当妙味が高い。54kgで馬券になった馬はすべて牡馬(軽ハンデ馬)という点は覚えておいて損のないデータ。

小倉大賞典 種牡馬別の傾向

ディープインパクト産駒は小回りをこなせるタイプをしっかり選ぶことが重要。ほかではナスルーラ系・ノーザンダンサー系種牡馬の活躍が目立つことに注目。

小倉大賞典 騎手別の傾向

G1(フェブラリーS)開催週に地元(佐賀:九州)凱旋を選んだときの川田はやはり強く最多の4勝。他では、秋山が2勝、丸田、藤岡康が2着2回など普段から小倉で乗っているジョッキーの名前が目立つ。


小倉大賞典 狙い馬のプロファイル

  • 前走が2ターン以上の重賞の7歳馬(人気薄)
  • 2枠の先行(逃げ)馬
  • 小倉1800mに実績のある差し・追込み馬

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