フィリーズレビュー 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1967年に創設された桜花賞にむけてのトライアル重賞。創設当初は「阪神4歳牝馬特別」。その後1983年に「報知杯4歳牝馬特別」と改称され「報知杯フィリーズレビュー」という現在の名称になったのは2001年。
競馬場改修工事の関係で他場開催(中京競馬場)となった1991年、1994年を除いては阪神芝1400mという条件で実施されている。3着馬までには桜花賞への優先出走権が与えられる。近年は本番とまったく同じ条件となるチューリップ賞へ有力馬が流れる傾向が強くやや小粒・混戦模様のメンバー構成になることが多い。
個人的には、笠松所属のライデンリーダーが快勝した1995年が印象深い。

目次

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フィリーズレビュー 過去レースのラップタイム

阪神1400mは内回りコースを使用。内回りらしく先頭を早めに捕まえにいくレースが多く、後半400mの失速率が低いレースラップになるのが特徴(前の馬には厳しい)。ただ、出走頭数やメンバーの顔ぶれといった個別要因の影響度合いの大きいレースであることには注意しておきたい。

1~3着馬の脚質分布

2007年(外回りコース設置)以降の17年では逃げ馬の勝ちはゼロ。テンからしっかり流れる上に3・4コーナーで早めにこられては逃げ馬が残すのは厳しい。内回りであっても前の馬には厳しい展開になることが多く「後方一気」の馬に注目したいレース。

フィリーズレビュー 枠番・馬番別の傾向

内目の3・4枠と最内1枠の回収値が高く、外枠は劣勢気味。3・4コーナーを外で回るロスが致命傷になるケースが多いことは忘れずにおきたい大事なポイント

上がり最速馬も「内」から

上記は2007年以降の当レースで上がり最速をマークした馬の枠番別成績。内枠の回収期待値の高さが数字にハッキリと示されている。

フィリーズレビュー 人気別の傾向

過去20年で一番人気は5勝複勝率5割も、近10年ではわずかに1勝。2勝複勝率4割、直近5年では2022年のナムラクレアの2着が1回あるだけ。すべての着順で人気分布が広く「大荒れ」になることを前提に馬券を組み立ててもよいレース。

フィリーズレビュー 前走レース(ローテーション)別の傾向

阪神JF組が6勝しているが近10年ではわずかに1勝で着止まりのケースが増えている。阪神JFの上位入着馬がチューリップ賞や桜花賞直行ローテションを選ぶケースが増えてきた影響といえる。また、前走新馬戦のいわゆる1戦1勝馬は出走11頭すべてが着外。

前走「上がり最速」の馬を狙え

前走の成績で特に注目したいのは「上がりの早さ」。脚質分布のところでも触れたように内回りでも「差し・追い込み」が強いのがこのレースの傾向。また、阪神JFや重賞で早い上がりを使えるタイプの馬の出走が少ないこともポイントの一つ。前走未勝利勝ちで評価が下がっている馬がいれば積極的に狙いたい

フィリーズレビュー キャリア別の傾向

「桜花賞直行」の有力馬が増えることで出走メンバーの質が下がるにつれ、新馬勝ち直後の馬(キャリア1戦1勝の馬)が注目を集めるケースも増えそうではあるが、過去20年では馬券絡みなし。いまの新馬戦は「スロー」になるレースが大半で、テンから終いまでしっかり流れる厳しいペースへの適用力がカ取捨のポイント。他方で「キャリアが多い」ことに対する割引は不要で厳しい流れの経験が活きるケースの方が多い。

フィリーズレビュー 種牡馬別の傾向

個別の種牡馬ではハッキリとした傾向を見いだすのは難しいレース。ただ、回収率の面ではネイティブダンサー系(キンカメ・ロードカナロアなどのミスプロ系)が優秀。

母父ナスルーラ系に注目

上記は母父の系統別成績一覧。ナスルーラー系の成績がとにかく抜けて高い。

フィリーズレビュー 騎手別の傾向

武豊が2勝4連対も近5年は馬券絡みなし、川田・福永も同様にそろって近5年の馬券絡みがない。この点は本番直行ローテーションや同週に開催されるドバイデーの影響が大きい。見受けられるといえる。


フィリーズレビューはこの馬を狙え!

  • 前走1400m・1600mで上がり最速をマークした馬
  • 母父ナスルーラ系の馬
  • 馬ゴミが苦にならない内枠の差し・追い込み馬

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